【精神科医が教える!メンタル防衛術】職場でムダに傷つかない考え方
皆さん、こんにちは!マイナビ転職 公式note編集部です。
季節の変わり目は新しい環境や人間関係の変化もあり、心身ともに疲れてしまうことも多いのではないでしょうか。
今回は、マイナビ転職【公式】YouTubeの動画内で精神科医であるメンタルドクターSidowさんが解説している「人間関係のストレス回避法」や「無駄に傷つかない考え方」についてご紹介します。
出来ないと言えない人に効く考え方
例えば上司から仕事を振られた時に、評価や業務への影響を気にして無理に受けて、後々後悔してしまう時がありますよね。
考え方として上司から相談された段階で「出来る」と「出来ない」の2つではなく、「保留する」という選択肢を入れると冷静に考えることができます。
上司への伝え方も大事なので、「今はこのような仕事があって、いつまでに終わらせる必要があるので、確認してから回答させていただいても良いでしょうか」などと伝えれば印象が悪くなることはありません。
①自分がどれくらいやりたいのか
②物理的に出来ることなのか
という目線で考えてみると「助けがあれば出来る」、「出来るけどやりたくない」など色々なケースが出てくるはずです。
その上で、「今は対応できないけど、●月頃なら対応が出来る」「ここまでは出来るけど、その先は対応が難しい」など、自分である程度の希望を伝えたり、交渉するということが出来るはずです。
指摘をされた時に傷付かない考え方
人から注意や指摘をされた時って、自分が否定されたような気持ちになって落ち込んでしまうことがありますよね。
上司から感情的に怒られると、自分の感情も反応しやすくなりますが、大切なのはその話の中身。考えるべきことは、同じようなミスを起こさないように改善していくということです。
主語を自分にしてしまうと、「自分がいけないのかな」という考えになってしまうので、主語を「ミス」や「改善点」にして
「『自分』が怒られている」のではなく
「『ミス』の改善を求められている」と考えるなど
自分の感情と事実を分けて考えるようにしましょう。
結果が出なくてスランプに陥ってしまった時の考え方
人間には好調・不調の波があるので、条件が同じでも毎回同じレベルのパフォーマンスを出せるとは限りません。例えば、日々の食事や生活の管理に気を使っているプロのスポーツ選手でさえ、調子が良い時と悪い時というのは必ずあります。
調子の波が落ちているときには、無理をしないということが大切。スランプになっている時にはしっかりと休むことで、早めに波を元に戻していくことが出来ます。
スランプになっている時は、普段の自分が100%だとすると、確実に出来るであろう20%~30%くらいのことをコツコツとやるなど、スモールステップでスランプになっている状態でも出来る範囲のことをすると良いでしょう。
スランプは本来出来ることが出来なくてショックを受けたり、期待値とのギャップに落ち込んでしまうことが原因です。着実に出来ることをやっていれば、20~30%しか出来なかったことが、40~50%出来るようになるなど、少しずつ回復してくることで、自分のメンタルにマイナスの影響を及ぼすことがなくなります。
好調・不調の波があるということを知っていれば、スランプに陥ってしまった時でも安心ですね。
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メンタルの防衛術は気持ちが変化しやすい時期だけでなく、普段の生活においても役に立ちますよね。考え方をシフトすることで無駄に傷つくのを予防しましょう。
マイナビ転職【公式】YouTube
「【メンタル防衛術】職場でムダに傷つかない!考え方シフト」動画
【監修・動画出演者プロフィール】
メンタルドクターSidow(紫藤佑介)
会員制/紹介制のメンタルクリニック・メンタルドクタークリニック院長。精神科専門医。医学博士。精神科医の立場でSNSを用いて精神疾患や心理に関する情報を発信している。
SNSの総フォロワーは10万人を超え(※)
YouTubeの注目するクリエイター「YouTube NextUp 2019」の日本代表にも選出される。※2023年4月時点
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