【UIターンのお悩みQ&A】リモートワークを活用してUIターンはできる?
こんにちは。マイナビ転職公式note編集部です。
地元や自然の多い所が好きでいつかその地域に住みたい、リモートワークを活用して自分の好きな場所で働きたいと考えている方もいるのではないでしょうか。
しかし、なかには「遠いから面接に行きづらい」「UIターンはしたいけど転職はしたくない」となかなか踏み出せない方もいるのでは? そこで今回はUIターンの現状や企業の採用状況、実際にUIターンを行った方々のリアルをご紹介します。
【UIターンとは】
Uターン:地方から都市に移住した人が、再び故郷に戻ること
Iターン:都市部から出身地とは違う地方に移住して働くこと
企業の中途採用が活発化。特に積極的だったエリアは「北関東」
マイナビの調査によると(※1)、企業の採用実施率は42.7%(前月比:1.9pt増、前年同月比:0.4pt増)で、前月・前年同月比で増加傾向になりました。エリア別に見てみると「北関東」が1番高く、51.6%という結果に。
コロナ禍以降、企業の中途採用数は年々増えており、転職市場はより活発化していると言えます。(※2)
ではUIターンの採用を積極的に行った企業はどのくらいあるのでしょうか。
UIターンの採用が増えている? リモートワークを活用した企業の採用状況
リモートワークを活用し、会社の所在地から離れた場所に住む人の採用が積極的になった企業は24.2%。
従業員数301名以上の企業では36.0%という結果になりました(※3)。なかでも「中国・四国」「北関東」が採用に積極的なエリアのようです。リモートワークを取り入れたことで、働き方がより柔軟になり、UIターン希望者を採用しやすい環境ができたのでしょう。
従業員数が多い企業ほどリモートワークを活用した採用に積極的になっていますので、UIターン転職を行う際は従業員数にも注目すると実現しやすくなるかもしれません。
人手不足の企業が多いなか、優秀な人材を採用するために企業も柔軟な対応をし始めていることが分かりますね。
UIターン希望者が増えている。転職者が最もUIターンを行ったエリアは「中国・四国」「北関東」
実際にUIターンをした転職者はどのくらいいるのでしょうか?
アンケートに回答した転職者の中で、Uターン転職をした方は12.8%。「中国・四国(34.7%)」「東北(22.4%)」「北関東(20.4%)」に転職した方が多かったようです。
Iターン転職をした方の割合は7.8%で、エリアで見てみると「北関東(20.4%)」「甲信越・北陸(15.8%)」「北海道(15.4%)」という結果になりました。
UIターン採用を積極的に行う企業は「中国・四国」「北関東」に多かったですが、転職希望者にとっても人気のエリアのようです。
そして、2020~22年と比較してUターン希望者が増えたと答えた企業は14.9%、Iターン希望者が増えたと答えた企業は12.9%でした。「どちらも減少した」と回答した企業よりも多い結果に。UIターン希望者は増えている傾向にあります。
ちなみに、Uターンを希望する方の理由はさまざまで、「子育てがしやすい」「通勤ラッシュから解放されたい」「生活費が安く済む」「家賃が安く広い家に住めるから」なども。Uターンという選択肢で、より自分に合ったライフスタイルを実現している人は少なくないようです。
リモートワークを活用してUIターンを実現した人はどのくらい?
調査では全体の20.6%の人がリモートワークを活用してUIターンを実現したと回答しました。特に20代では38.8%がリモートワークを活用してUIターンを行っています。
リモートワークという働き方が浸透したことで、UIターンという選択肢が取りやすくなったのではないでしょうか。
しかし、居住地を大きく変えるのは簡単なことではありませんよね。実現に向けて悩みも多いはず。次の章ではUIターンのお悩みをご紹介します。
お悩みQ&A(面接・仕事探し)
UIターンを考えた際、「場所が遠くて面接に行きづらいな」「仕事が見つからないかも」など、不安や疑問を抱いたことはありませんか? そんなお悩みにお答えします。
Q 希望のエリアが遠くて面接に行くのが大変なのですが……
A 現地に行くことで実際の交通事情や生活環境を知ることができますが、行くのが難しい場合はWEB面接を実施している企業も探してみましょう。
WEB面接を実施していない企業でも、遠方でどうしても移動に時間や費用がかかってしまう旨を伝えて企業に相談してみるのも良いと思います。
→UIターン歓迎&WEB面接OKの企業はこちら
Q 仕事が見つけにくいと聞きました。
近年はリモートワークを実施している企業も多いため、都心部などでフルリモートOKの企業に転職し、職場はそのままで居住地のみを希望エリアに移すという選択肢もあります。リモートワークが広まっている今だからこその働き方ですね。
→フルリモートワーク特集はこちら
また、仕事探しには転職フェアもぜひご利用ください。マイナビ転職は全国35都道府県以上で転職フェアを開催しています。現地に行けなくてもフェアがある期間は該当エリアの求人が多く出ています。
→転職フェアはこちら
※フェアページの企業一覧から求人をチェックすることもできます。
→UIターン歓迎の求人はこちら
Q.UIターンで生まれやすいギャップには、どのようなものがありますか?
あまりなじみがないエリアに就労する際は「交通事情」「通勤事情」は念入りにチェックしておくと良いでしょう。通勤ラッシュに合わなくて済むなどの良さがある一方で電車の本数が少ない、マイカー通勤必須などの場合もあります。
また、人気の観光地が近いと渋滞で通勤に時間がかかったり、雪の多いエリアは「冬場は出社前の雪かきが必須」というケースも。生活にかかわる情報収集もしておくと安心です。
いかがでしょうか。リモートワークが浸透し、働き方が多様化したことでUIターンという選択肢を持つ方が増えています。この流れは、企業にとっても優秀な人材を確保できるチャンス。採用に前向きな姿勢を見せている企業も多いため、興味のある方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
ただし、UIターンを行う場合はライフスタイルや環境が大きく変わりますので、地域や仕事のことを事前に調べ、ご家族の理解を得てから転職活動を始めることをおススメします。
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出典
(※1)マイナビ 中途採用・転職活動の定点調査(2024年2月)
(※2)中途採用状況調査2024年版(2023年実績)
(※3)マイナビ 中途採用・転職活動の定点調査(2023年4月)
■この記事は音声配信でもお届けしています。「ながら聞き」をしたい方はこちら!記事の内容に加え、「UIターンでギャップになりやすい点」なども紹介しています。
■“賃上げ”と“人材不足”求職者・企業双方の課題解決型プロジェクト「給与アップ応援宣言」開始
マイナビ転職は、賃上げに取り組む企業の皆さまを応援し、そして働く全ての方が安心して働ける環境を見つけられるよう「給与アップ応援プロジェクト」を発足します。
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