失敗を恐れない。挑戦を続けた先にある新しい未来|株式会社エータイ 佐柄 慶さん【後編】
近年、霊園や墓地の管理者が遺族に代わって永続的に供養や管理をしてくれる「永代供養墓(えいたいくようぼ)」と呼ばれるお墓が注目を集めている。その「永代供養墓」の建立から集客、販売や管理までをお寺の代わりに行っているのが株式会社エータイという企業だ。
今回はそのエータイでマーケターとして働いている佐柄慶(さがらけい)さんへのインタビュー。広告業界からお墓に関する業界へと転身した彼の経験から、「挑戦するマインドセット」と「スキル不足に対する不安を克服するコツ」といった、仕事選びや働くうえでのヒントを得ていこうと思う。
プロジェクトマネージャーの経験を生かしながら、マーケターとして試行錯誤する日々
入社してから1年半ほど経った今、佐柄さんはマーケターとしてどのような日々を送っているのだろうか。
「現在はマーケティング部に所属しており、SEOやWEB広告といったデジタルマーケティングと、新聞折込チラシなどのアナログマーケティングも担当しています。商材がご年配の方もターゲットになるので、アナログマーケティングも重要になります。入社したばかりの頃はお墓に関する知識がほとんどなかったため新しいことを学ぶうえでの大変さはありましたが、何をやっても新しい学びが得られるという点では、1年半経った今でも毎日が新鮮でとても楽しいです。
前職に引き続き、エータイもベンチャー企業です。できるできないに関係なく『まずはやってみよう』という姿勢がより求められます。今も上司と一緒に動きながら自分ができるところを探しては実践し、試行錯誤しながら少しずつ自分1人でもできることを増やしている最中です。
当時は『何もない』と感じていた自分ですが、今になって気づいたことも。例えば目の前の業務に対して優先順位をつけながら、どうやったらスムーズに進行できるかを考える習慣がついたのは、前職がプロジェクトマネージャーというポジションだったおかげ。特に前職で鍛えた進行管理能力や社内外との連携力は今の仕事でも生かされているため、あの時の挑戦はちゃんと自分の身になっていたんだと気付かされました」
安心感を持ってもらうために、お寺を身近に感じるきっかけづくりを
「ちなみに日本国内にあるお寺の数はコンビニの数よりも多いと言われているんです! 今はお寺との間に心理的な距離を感じる方も多いと思うのですが、かつてお寺は地域の中心として人が集う場所であり、1つのコミュニティとして機能していました。
お寺のご住職ももっと気軽に立ち寄ってもらえる場所にしたいという気持ちが強い方が多いので、僕たちはお寺をもっと身近に感じてもらうきっかけづくりとして、定期的に縁日のようなイベントを実施しています。例えばお寺にキッチンカーを呼んだり、輪投げやストラックアウトのブースを出したり、野菜の詰め放題をしたり、老若男女問わず楽しんでいただいています。毎回すごく盛り上がるので、企画する側の僕たちまで楽しいです(笑)。
基本的にお墓というのは一生に一度のお買い物だと思うので、その一度きりに選んでもらうためにはお墓に入る本人だけではなく、そのご家族まで安心してもらえるかどうかが重要だと思っています。どういうコミュニケーションをとれば、会社や商品を信頼してもらえるのか、購入前も購入後も安心していただけるのか、という視点を大切にしています。
先日、永代供養墓を購入していただいたお客さまの話を直接お伺いする機会があったのですが、自分たちが感謝の言葉を伝える以上に、お客さまから感謝の言葉をたくさんいただいたんです。それをきっかけに、自分の仕事はこんなにも感謝してもらえる仕事だったのだと改めて実感し、本当に良いものを紹介できているのだという自信を持つことができました。仕事に対して深いやりがいを感じたと同時に、より一層頑張らないといけないなという気持ちにもなった出来事の1つです」
挑戦の先の失敗を恐れないことで、誰かにとっての “必要な存在” になれる
最後に、佐柄さんにとって “仕事” とは何かを尋ねてみる。
「僕が仕事をするうえで大切にしているのは、その仕事を通して『誰かにとって自分は必要な存在である』と思えるかどうかということ。エータイではそう思える瞬間がたくさんあるため、改めてこの仕事に出会えて本当に良かったなと感じています。
仕事に限らず言うと『失敗しても死ぬわけじゃない』というマインドも重要。まだやってもいないうちから、自分にはできないとはなるべく思わないように気を付けています。これまでたくさん挑戦してきた分、たくさん失敗もしてきました。恥ずかしい思いも何度もしましたが、どうやったら失敗するかを学べたという意味では、何かしら得たものはあった。極論かもしれませんが、それだけ恥をかいたとしても死ぬわけじゃないというところに立ち返ると自分の気が楽になる。そう思えるようになったのも、社会人になってからたくさん挑戦して痛い思いを経験したおかげですね(笑)。
なので僕にとって仕事とは、『誰かの役に立てる機会』や『挑戦する環境』を提供してくれるものだと言えます。それに、自分1人でやろうと思っても影響を与えられる範囲というのは限られてきますが、会社という組織を通すことでその影響範囲を全国規模にまで広げることもできる。これからはマーケターとして自分が責任を持ってできる規模を大きくしていきたいと思っていて、どんどん大きなプロジェクトに挑戦して、より多くの方に永代供養墓というものを知ってもらい、『永代供養墓といえばエータイ』と認知してもらえるように頑張っていきたいですね」
新しいことに挑戦することは、誰だって怖い。しかし一度挑戦してみることで、その先で真に自分が進みたいと思える道が見つかるのかもしれない。“何もない” と思えたなら、それは新しい何かを手に入れるためのチャンス。
勇気を持って一歩踏み出した先で、予想もしない新しい自分に出会うことができるのだと佐柄さんの姿が教えてくれた。
株式会社エータイ マーケティング部 | 佐柄慶
2023年株式会社エータイに中途で入社。株式会社エードット(現:株式会社Birdman)に新卒で入社しプロジェクトマネージャーを経験した後、株式会社エータイでマーケティングに従事。現在はオンライン・オフライン媒体問わずマーケティングを担当する。
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