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自分の好きな”食”を仕事に。3度の転職を経て今の私が思うこと| トラストリッジ 長藤由理花さん【後編】

ライフスタイルメディア「macaroni(マカロニ)」やサステナブルメディア「ELEMINIST(エレミニスト)」を運営する株式会社トラストリッジでプランニングディレクターとして働く長藤由理花(ながふじゆりか)さん。

そのキャリアはというと、秘書に営業、マーケターにプランナーなどさまざま。多くの業界や職種を経験してきた彼女の話を通して「自分の好きなことを仕事にする方法」や「戦略的なキャリアの積み重ね方」といった、仕事選びや働くうえでのヒントを得ていこうと思う。


「自分の好きなこと」と「面白いと感じるビジネス」を掛け合わせてみる

新卒で入社した会社から4社目のトラストリッジに至るまで、波瀾万丈な人生を歩んできた長藤さん。3度の転職を経験した彼女が、キャリアチェンジをするうえで意識したことはなんだったのだろうか。
 
「何かを心掛けていたというより、むしろキャリアを重ねたことで変なこだわりがなくなったように感じます。例えば上場している会社が安心だとか、会社やサービス名が有名だとか。もはや会社員でなくてもいいな、とか。単純に『自分がときめく仕事を探そう』というマインドになったんです。
 
もともと料理や食の分野が好きだった私は、「食×地方創生」や「食×農産業」というビジネスから始まり、「食×生産者」や「食×流通(買い物)」、そして今回、「食×PR(パブリックリレーションズ)」というビジネスにときめきました。その背景にはいつか「食×地方創生×PR」や、「食×買い物×PR」など、自身の経験を生かした仕事ができたらいいなという想いもあります。
 
もし、好きなことを仕事にしたいと思っている人がいるのなら、試しに一度、自分の好きなものと興味を持って取り組めそうなビジネスを掛け合わせてみるといいと思います。そうすることで見つかる「ときめき」は、次のステップに進むためのヒントになる気がしていて」

初めてのプランニングディレクター職。新しい環境で企画する日々

さて、長藤さんが “食” のプロモーションを得意とするトラストリッジに入社して半年経った今、プランニングディレクターとして日々どのように働いているのだろう。
 
「今の仕事はクライアントさんの課題を解決するプロモーションの企画を考え実行することですが、実はディレクターという職種自体は初めて。それにプロモーションといってもその方法はさまざまなので、例えばメディア掲載用の記事を制作したり、SNS広告用の動画を制作したりと、まだまだ挑戦することの多い毎日を過ごしています。

そもそもトラストリッジという会社は長年メディア運営をしてきた会社なので、そこで培ってきたノウハウを生かしながら、プロモーションやマーケティング支援、さらにはクリエイティブ制作までを一貫して社内で行っているんです。だからこそ連携する人も多く、社内のデザイナーさんやカメラマンさん、さらには料理家の方といったあらゆる立場の方々と協力して日々業務を進めています。私はせっかちな性格なので細かい調整や確認が苦手なのですが、今の仕事ではいろんな人と仕事を進めるうえで調整や確認がとても大切です。今後は自分の苦手も克服していきたいと思っています。
 
過去に経験した自社サービスのプロモーションと比較すると、今の仕事はクライアントワークなので一案件にかけられる時間は短い分、次から次へと新たな魅力的な商品に出合えるのが面白いポイントかなと思います。

まだ入社して半年の新人なのでやりがいを語れるほどではないのですが、記事や動画といった自分が手掛けたプロモーション、言い換えてみれば1つの作品が完成して世に出ていく瞬間は本当に嬉しいですし、達成感がありますね。クライアントさんにもっともっと喜んでもらえる作品を作れる人材になりたいなと思っています」

転職は人生の幅を広げるチャンス。点と点を繋げて “人生の代表作” を生み出したい

「私にとって仕事とは、月並みな言葉になりますが『生きている実感』だと思っています。

仕事があるから緊張したり、落ち込んだり、感動できる。病気や出産で仕事を離れた期間があったからこそ、仕事を通して得られるさまざまな感情の動きが、私の生活に潤いを与えてくれていたことに気付けたのかもしれません。もちろん仕事に限らず、私の人生にはまさかと思うようなハプニングも多くありました。でもその度にちゃんと乗り越えてこられましたし、今ではすべてが自分にとって良い経験だったと思えるようにもなりました。もしかしたらあの映画みたいな秘書時代を経験したおかげで、何事にも動じない心の強さが鍛えられたのかも(笑)。なんて考えると、なおさら人生に無駄なことなんて何1つないんだなと思えますよね」
 
そう笑う長藤さんの表情は、凛として晴れやかだ。これまで多くの職種を経験されてきた長藤さんだが、最後に今後の目標について尋ねてみる。
 
「今までいろいろな業界や職種を経験してきましたが、すべての仕事に共通していたのは『生きている』という実感が得られたこと。一見バラバラの仕事を選んでいるように見えるかもしれませんが、それぞれの場所で確実に得られたものがあった。

1つの場所に居続けることもまたきっと見える世界は違うのだと思いますが、仕事を通して多様な価値観に触れてみるのも面白く、どの転職も人生の幅を広げてくれたのでこれで正解だったなと思います。今は新卒から数えて4社目。これからはいくつもの場所で打ってきた点と点を、1つずつ繋げていこうと計画中です。前職で不完全燃焼だった分、今回は自分にとっての “人生の代表作” と言えるものが作れたら嬉しいですね」

人生にハプニングはつきものだから。どんなことだって懸命に向き合ってみることで、次に進むべき新しい道が必ずや拓けていく。例えその道がどんなに険しくとも、自分が経験したことは決して無駄にはならない。そう、長藤さんの生き様が教えてくれている。この先、彼女はどのようにして点と点を繋げていくのだろうか。



株式会社トラストリッジ プランニングディレクターリーダー | 長藤由理花
 
株式会社リクルートで営業経験を積んだあと、クックパッド株式会社で食に携わるマーケティングに従事。現在はフードコーディネーターの肩書きを生かしながら、株式会社トラストリッジで幅広い食にまつわるプロモーションの企画から実現までを行う。プライベートでは1児の母として子育てを大満喫中!

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