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第二新卒の転職に追い風?社会的背景とアンケートから読み取る若手の転職市場

第二新卒とは、一般的に新卒で入社してから1年未満〜3年程度の25〜26歳くらいの若手人材のこと。

働き始めて少し経つと、「本当にやりたいことが見えてきた」「もっとスキルとキャリアを磨きたい」「なんか違うかも」などと考え、「転職」の二文字が頭をよぎる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、「入社して3年経っていないけど、転職してもいいのか?」という不安や疑問にお答えしつつ、転職を意識し始めた第二新卒が知っておくと有利な転職情報などをご紹介します。


中途採用が約半数に迫る

マイナビの調査(※1)によると、今後の中途採用の意向について「積極的」と回答した企業は53.8%で、「消極的(8.1%)」を大きく上回る結果になりました。

かつては新卒採用が中心で、中途採用は欠員が出たときの補充という位置づけでしたが、近年では中途採用ありきで採用計画を立てる企業が増えてきており、企業にとっても中途採用は身近なものになりつつあります。

新卒入社3年以内の離職率は30%以上

厚生労働省の調査(※2)によると、令和2年度の新卒入社3年以内の離職率は、大卒で31.2%、高卒で36.9%と、30%を超えています。

実は最近始まった傾向ではありません。昭和62年以降、新卒入社3年以内の離職率は、大卒は30〜35%前後、高卒は40〜50%前後が続いています。(※3)

終身雇用が一般的だった時代でも、入社後3年以内に退職する新卒社員が一定の割合でいたようです。雇用の流動性が高まっている現在、転職を考える若手が増えるのは自然な流れといえるでしょう。

2030年まで、第二新卒の採用ニーズは高止まり

※3 人材ニーズ調査/株式会社マ イナビ 2019年12月調べ

2019年に「2030年までの間で採用・人事施策に関して予想される変化」について調査(※3)したところ、半分以上の企業が「新卒(第二新卒含む)採用を中心とした若手人材の確保」の「重要性が高まる」と回答しました。
マイナビ転職内でも、企業の規模や立地を問わず「第二新卒歓迎」を掲げる企業が、全求人の約80%を占めます。(※4)

第二新卒は転職に前向き!約40%が「簡単にできる」と回答

次に、第二新卒の意識調査の結果を見てみましょう。

20代の転職経験者にアンケートを行った結果(※5)、 「転職は簡単にできる」と回答した人は、全体の約40%。男女別で見ると、男性は44.7%、女性は39.7%でした。


 逆に「転職は簡単にできない」と思う割合は、男性25.5%、女性44.1%という結果に。女性のほうが転職は難しかったと感じているようです。

しかし、「転職は前向きな行動だ」という質問に対しては、男女ともに70%以上が「そう思う」と回答。
1社に長く勤めあげる意識は薄れ、新しい環境にチャレンジすることをポジティブに考えているのがわかります。

第二新卒は未経験分野に挑戦しやすい

2022年に転職した20〜50代にアンケートを実施(※6)したところ、20代は他の年代に比べて未経験の分野を希望する割合が高いことがわかりました。

前職と同じ業種を希望する20代の割合は、男性53.4%・女性53.4%。30代は男性65.1%・女性64.5%、40代は男性69.7%・女性58.1%、50代は男性69.0%・女性74.6%であり、20代は「違う業種にチャレンジしたい」と考えている割合が一番多いことがわかります。

転職結果を見てみましょう。「希望の業種に転職した」と回答した20代の割合は、男性75.1%・女性78.5%。

他の年代を見ると、30代は男性76.3%・女性78.5%、40代は男性76.3%・女性82.9%、50代は男性78.8%・女性81.4%です。

他の年代と比較するとやや低い数値ですが、違う業種へチャレンジした人の割合が最も高いことを考えれば、7割以上が希望の業種へ転職できたのは注目すべき結果ではないでしょうか。

職種に関しても同様の傾向があり、異職種を希望する割合は20代が最も高く、希望の職種に就けた割合は男性82.%、女性89.5%と、他の年代よりやや低いものの8割以上が希望を叶えています。

親から転職を反対されたら?

企業は第二新卒を歓迎し第二新卒も転職に前向きですが、ご両親の世代では「終身雇用こそベスト」と言われ続けてきた方もいて、転職を不安視されることもあるかもしれません。

しかし時代は変わっており、従来の日本型雇用が国の競争力を弱めているという見解が、国からも出されています。

「ある程度の流動性の高まりを許容することは企業業績の観点からは望ましい可能性があると考えられる」 引用元:内閣府『平成30年度 年次経済財政報告』(※7)

「転職が不利にならない柔軟な労働市場や企業慣行を確立すれば、自分に合った働き方を選択して自らキャリアを設計可能に。付加価値の高い産業への転職・再就職を通じて国全体の生産性の向上にも寄与」 引用元:厚生労働省『働き方改革実行計画(概要)』(※8)

ご両親は愛情をもって将来を案じてくれているだけでなく「人生の先輩」という一面もあります。社会人経験が豊富だからこそ、転職の決断や転職先に懸念に思う部分があるのかもしれません。

たとえば、今の会社ではやりたいことができない理由や志望企業や業界の将来性など、転職することで自分がどのような理想に近づけるのかを話してみて、そのうえで懸念点を聞き、自分はどう思っているのか話してみましょう。

親の反対を押し切ることもできるかもしれませんが、協力者・理解者がいてくれることは力になります。仕事のプレゼンだと考え、膝を突き合わせて話し合ってみてください。


新卒の3割が3年以内に辞める時代です。逆にいえば、あらゆる企業から第二新卒にあたる若手が離職していて、空いているポジションがあるということ。やりたいことにチャレンジするチャンスがたくさんあるといえるでしょう。

社会人経験が浅くても、やる気とポテンシャルでカバーできるのが第二新卒の強み。「もっと自分に合った仕事を見つけたい」「違う環境でキャリアを積みたい」と思ったら、転職を選択肢のひとつにしてもいいのではないでしょうか。

【読了ボタン】今日の学びをX(Twitter)にメモ

(※1)マイナビ 中途採用実態調査2023年版
(※2)新規学卒就職者の離職状況を公表します
(※3)厚生労働省 学歴別就職後3年以内離職率の推移
(※5)マイナビ 第二新卒とは? いつまで?  転職市場における需要の高さ
(※6)転職動向調査2023年版(2022年実績)
(※7)厚生労働省 第2章 人生100年時代の人材と働き方 第3節
(※8)厚生労働省 働き方改革実行計画


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