ブランク期間があると面接で不利? 突っ込まれたらこう答えよう!
皆さん、こんにちは! マイナビ転職 公式note編集部です。
面接とは転職、就職活動における選考の1つ。転職活動において面接は避けては通れない道です。特に職歴にブランクがある方は「面接官に理由を聞かれたらなんて答えよう」「できればその話題には触れないでほしい……」と不安に思う方もいるかと思います。
そこで今回は、前職を辞めてから期間が空いている方に向けて、面接で質問された時の答え方やNG例をご紹介します。ブランクがあっても恐れる必要はありません。しっかり対策をして面接に臨みましょう。
◆職歴にブランクがある……。理由を聞かれた時の答え方
ブランクがあることは悪いことではありません。転職の準備や、健康上の理由、家族の世話などさまざまな事情があるでしょう。しかし、面接官としては入社後に急なお休みを取る可能性があるのか、どのくらい業務をお任せできそうかなど、業務への影響を確認するために、ブランクの理由について質問することがよくあります。
その際「何もしていなく、気づいたら時間が経っていて……」というような回答だと、就労意欲に不安を抱かれてしまうケースも。
NG回答(例)
面接官「お仕事にブランクがあるようですが、理由を教えてください」
求職者「理由はありません。気づいたらブランクが……」
面接官「あ、そうですか。何かご事情があったりされるのでしょうか?」
求職者「いえ、特別な事情もありません」
面接官「分かりました……」
可能であれば、応募職種と関連性のあるスキル習得や資格取得など、転職や業務に関する理由を伝えると好印象です。「入社意欲」や「業務にどのくらい貢献できるのか」をアピールするために、理由の内容に関わらず仕事への意欲を持っていることを最後に伝えましょう。
印象アップにつながるGOOD回答(例)
「転職のために資格取得の勉強をしていました。資格の難易度が高く、働きながら勉強することが難しいと判断したため、退職して半年間ほど試験勉強に集中していました。無事に資格を取得できましたので、御社でそのスキルを活用できればと思っております」
◆「ブランク期間中に何をしていましたか?」と聞かれた時の答え方のコツ
理由だけでなく、ブランク期間中に「具体的に何をしていたか」も聞かれる可能性がありますので、答えられるよう事前に準備しておきましょう。
NG回答(例)
面接官「転職活動を開始する前、半年程ブランクがあるようですが、この間は何かされていましたか?」
求職者「ワーキングホリデーを利用して海外生活をしていました」
面接官「そうですか。どちらへ?」
求職者「オーストラリアです。メルボルンとシドニーに滞在していました(向こうでは、海の近くでずーっとノンビリしちゃってたな……)」
面接官「滞在してみてどうでしたか?」
求職者「はい!貴重な経験ができたと思います!」
ここで大切なのは「経験を通して学んだことや気づきを伝える」「経験や学びを業務にどのように生かすかを伝える」ことです。
面接官は即戦力、または近い将来活躍してくれる人材を求めているケースがあります。ブランク期間に学んだことや経験したことを具体的に話せる方に対して、面接官は「向上心がある」「経験をスキルアップや業務に生かす方」「仕事に真摯に取り組む方」などのポジティブな印象を持ちやすい傾向にあります。
印象アップにつながるGOOD回答(例)
「以前から実践的なビジネス英語を学びたいと考えており、ワーキングホリデーでオーストラリアにいきました。日常生活の英語からビジネス英語まで幅広く学ぶことができ、グローバル企業である御社で英語力を生かせると考えております」
◆アルバイトや派遣社員だった理由を聞かれた時
働き方が多様化し、アルバイトや派遣社員として働く方も増えています。しかし、数多くある雇用形態のなかで、なぜアルバイトや派遣社員を選択したのか、正社員として帰属意識を持ち活躍できる人材かどうかを確認するために、この質問がされることがあります。
NG回答例(例)
面接官「これまでの職歴を拝見するとアルバイトが多いようですが、アルバイトを選択した理由はありますか?」
求職者「すぐに飽きてしまうので、いろいろな職場を見ようと思いまして」
面接官「そうですか」
求職者「どんな取り組みも長く続いたことがありません……」
事実を述べることは良いことですが、言葉の選び方には配慮が必要です。企業はできるだけ長期的に活躍してくれる人材を求めることが多いため、長く企業で働きたいことや仕事への意欲をアピールすることを忘れてはなりません。
印象アップにつながるGOOD回答(例)
求職者
「恥ずかしながら自分が目指す方向が分からなかったため、アルバイトとしてさまざまな職種を経験しようと考えました。
その中で、この業界の面白味を発見し今後は腰を据えて働きたいと強く思いました。任される業務の責任の大きさや仕事の進め方など異なる部分も多いと思いますが、今までの経験を生かして御社に貢献したいと思っております」
◆今後、身に付けたいスキルを聞かれた時
まずはNG例から見てみましょう。
NG回答(例)
面接官「今後、身に付けたいスキルはありますか?」
求職者「御社のような地域密着型の企業で働くためにも、観光マイスターの資格を取りたいです。そのために夜はスクールに通うつもりです」
面接官「そうですか」
求職者「はい、御社に早く貢献できるようスクールには週4日通う予定ですので、残業も難しいかと思います。それから、個人的な趣味でカラーセラピストやインテリアコーディネーターにも興味がありまして……」
スキルを高めようとする意欲はとても大切ですが、業務に関係のあるスキルを答えるようにしましょう。また「特にありません」という回答も避けた方が無難です。仕事に意欲がない人材だと判断される可能性があります。
印象アップにつながるGOOD回答(例)
求職者
「会話のなかでお客様のニーズを引き出すために、講座に通いコミュニケーション力を磨きたいと思っています。あと海外のお客様からのお問い合わせを受けることもあると伺っておりましたので、業務に支障のない範囲で英会話も勉強したいと考えています」
・・・・・・・
いかがでしょうか。一見すると「良い印象を与えそうなこと」であっても、話が抽象的だったり、伝えるべきポイントがずれていたり「今後どうしたいか」という要素が欠けていたりすると、評価がマイナスになってしまう可能性もあります。想定される質問に対する回答を、しっかりと用意しておきましょう!
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